知っているようで知らない緑内障。自覚症状を知る事が早期発見の鍵
緑内障の自覚症状についてご説明します。緑内障はゆっくりじわじわと進行していくものなのであまり自覚症状はありません。その為自覚症状がでた時には相当病気が進んでいるものと思われます。
まず極初期の段階では精密検査をうけても異常はあまり出ないと言われています。本人の自覚症状は全くといって良いほど無いでしょう。初期の段階で初めて検査で異常がでる程度のものです。暗点とよばれる見えない部分が視野の周囲に出始めるのはこの頃です。
中期になると暗点が広がり顔の中心側から視野欠損が始まります。末期になると視野欠損もかなり進行し、視野の一部が欠けている、人との距離感がつかめない、ぶつかったり転ぶようになる等、日常生活にも影響を及ぼします。
目というのは大変重要な役割を担う器官ですが、人の視野は予め余裕をもって作られています。片目だけで見た場合は160度、両目で見た場合には左右100度づつで合わせて200度まで見えると言われています。また垂直動作では上に60度下に70度とも言われており、おおよそ人間の視野は楕円形に見えるように作られています。重要な情報伝達器官である事から余裕をもって作られている為、4割程度の視野になって異常を自覚すると言われています。6割もの視野を失って初めて自覚症状がでるのです。そうなってからの治療は容易なものではないでしょう。
緑内障の発見が遅れる要因の一つが、この人間の体を補う能力にあります。早期治療のために自覚症状だけでなく専門機関での定期的な受診が大切となってきます。

