血流異常も緑内障の原因?緑内障の最先端治療まとめ
緑内障には今のところ完治する治療法はありません。緑内障と診断されたら基本的には点眼薬での生涯に渡る治療を行い進行を遅らせることしかありません。しかし緑内障の治療の研究は日々進んでいます。緑内障の最先端治療とはなんなのでしょうか。
緑内障の原因のひとつは目に液体が溜まって眼圧が上昇することです。ですから緑内障の治療では眼圧を下げることが目的です。そのために点眼薬で眼圧をつねに下げる治療がなされます。
ところが最先端治療では緑内障の目の血流に注目しました。私たちの身体にとって血流は非常に大切です。たとえば肩こりや腰の痛みは血流が悪くなって起こります。女性に多い冷え性もそうですね。年齢を重ねると血流が悪くなり新陳代謝も同様に悪くなり肌や細胞の衰えが始まるのです。
目にとっても血流が大事なのは同じです。目の正常な働きに必要なのは視神経です。血流が悪くなると視神経がうまく働かなくなるといわれているのです。
したがって緑内障の最先端治療では眼圧を下げるとともに血流をよくすることに注目しているのです。血流を良くするための最先端治療にはどのようなものがあるのでしょうか。
そのひとつに赤外線での治療法があります。近赤外線を当てることで血流を良くするのです。光のようなものを当てるだけなので痛みや副作用の心配はありませんね。
また鍼灸での治療も注目されています。鍼灸は最先端治療ではなく昔からの民間療法ではありますが緑内障治療にとっては最先端治療といえるかもしれませんね。鍼灸といえば肩こりや腰痛を軽減するものというイメージがありますが目にも効果があると評判です。全身の血流をよくすることから効果が出るのだといわれています。
緑内障に役立つサプリメントのひとつ・コリンの効果とは
緑内障予防に役立つ栄養のひとつに「コリン」が注目されています。緑内障に対するコリンの効果について解説します。
コリンはビタミンのひとつです。ビタミンというとそれだけで身体に必要なものとして大切にしなければならないような気がしますよね!それではコリンというビタミンはどのような働きがあるのでしょうか。
コリンにはこのような効果があるといわれています。
・コレステロールの値を下げる
・神経の正常に働かせる
・神経をリラックスさせる
・肝臓につく脂肪を少なくする
・血圧を下げる
このように、私たちの身体を健康にしてくれるのがコリンなのですね。
コリンの働きの中で緑内障に特に役立つのは神経細胞を正常に働かせるという働きでしょう。緑内障の予防のためは視神経を大切にしなければならないといわれています。緑内障患者の方は視神経がうまく働いていないことが多くあるのです。
また血圧が高いと緑内障になる確率が上がるともいわれています。(ただし血圧と眼圧は関係ないようです。)コリンは血圧を下げる役割もあるということでその点に期待できますよね。
コリンが多く含まれている食べ物はレバーや大豆です。しかしコリンの多くの量を食べ物でとろうとすると大変な量を食べなければなりません。サプリメントで摂取するのがよいでしょう。
一方で緑内障に効果のあるサプリメントや栄養素はないといわれているのも事実です。たしかに緑内障の根本的な治療法はまだ確立されていません。緑内障治療の方法は点眼か手術です。それでも完治することはないといわれています。
しかし身体を健康に保つことは緑内障のみならず他のさまざまな病気の予防になります。コリンだけではなくあらゆる栄養素をバランスよくとって身体を健康に保つことが緑内障の予防にもつながるでしょう。
世界売り上げ2位!緑内障の最新治療薬コソプトの効果
緑内障の最新治療薬として「コソプト」が注目されています。コソプトの効果についてご説明します。
コソプトとは参天製薬株式会社が2010年6月に発売した緑内障治療の点眼薬です。正式には「コソプト配合点眼液」といいます。
コソプトは日本で初めての緑内障治療点眼液です。緑内障治療に必要な2つの要素を併せ持ったというところが日本初なのですね。
緑内障患者の方の中には点眼薬を二種類以上処方されている方もいるかもしれません。それは「炭酸脱水酵素阻害薬」と「β遮断薬」が緑内障の治療のために必要な場合があるからです。
緑内障では目に液体が溜まってしまうことを抑えなければなりません。液体が溜まると眼圧が上昇して最悪の場合失明につながるからです。その液体を房水と呼びます。房水の量をコントロールするために必要なのが上記の2つの薬です。ですからこれらの成分を含んだ点眼薬を数種類使うことが緑内障の進行を遅らせる治療となるのですね。
しかし何種類も目薬をささなければならないとなるとどうしても間違えてしまったりさし忘れてしまったりしてしまいますよね。一日に何度もささなければならないならなおさらです。仕事場でもプライベートでもつねに持ち歩かなければならないのもわずらわしいものです。
そこでコソプトが注目されます。コソプトならそれらの二種類の成分が両方含まれていますから一本で済むのです。(注:すべての緑内障患者さんに当てはまるわけではありません。)一本で済むならさし忘れもなく便利ですよね。
コソプトは日本では初めてですが世界では多くの緑内障患者さんに使用されています。なんとその売り上げは世界第二位!ということで緑内障治療に効果が期待されますね。
緑内障患者は注意すべき抗コリン作用について知ろう
「緑内障患者だと抗コリン作用のある薬は服用できない」といろいろな場所で聞いたことのある人もいるかもしれません。風邪など他の病気になったときには抗コリン作用のない薬を出してもらうわけですが、お医者さんからこの薬は服用しても大丈夫といわれていたとしてもまったく気にならないわけではありませんよね。
そもそも抗コリン作用とはなんなのでしょうか。抗コリン作用についてわかりやすく知って少しでも緑内障に対する知識を深めて今よりも安心しませんか。
抗コリン作用とは一言で言うと薬のあまり望ましくない副作用です。薬局で薬を処方してもらうときに薬剤師さんに「眠気が出ることがあります」とか「口の渇きがあるかもしれません」などの説明を受けたことのある方は多くいると思います。それらの副作用は薬の抗コリン作用のせいなのです。
抗コリン作用が出ることのある薬はたくさんありますがとくに多いのは抗うつ薬でしょう。抗うつ薬は神経を抑えてうつの症状を軽くするというものです。神経を抑えるためには脳の伝達物質を抑えます。脳からの命令を中止してしまうというわけです。
そのためにさまざまな薬が活躍するわけですが、それらの薬は中止したい命令だけではなく出しておいて欲しい命令まで中止してしまうことがあるのです。そうすると命令が身体にうまく通じていないわけですから便秘だったり口の渇きだったりという困ったことが起こるのです。それを抗コリン作用と言うのです。
抗コリン作用の症状は多くあります。前立腺肥大症の患者の方なら排尿障害があったりお年寄りなど体力があまりなかった場合は立ちくらみや吐き気などが起こる場合があります。
抗コリン作用が緑内障患者の方に起こる場合に危険視されているのが眼圧の急激な上昇です。緑内障患者の方は眼圧をつねに下げておくのが望ましいですので眼圧の上がってしまうおそれのある抗コリン作用のある薬はなるべく服用を避けた方がよいのですね。
二種類ある抗ヒスタミン剤。緑内障に少しでも安心な方を選ぼう
緑内障患者の方が服用するのに注意しなければならない薬のひとつに抗ヒスタミン剤があります。しかし緑内障患者だからといって必ずしも抗ヒスタミン剤を服用してはならないわけではありません。抗ヒスタミン剤と緑内障について解説します。
緑内障患者が服用するのに注意が必要な薬は抗ヒスタミン剤のみならず多くあります。抗コリン作用のあるものは基本的に注意が必要です。これらの薬を服用すると眼圧が急激に上がり吐き気や痛みが起こる可能性があるためです。
しかし緑内障にはさまざまなタイプがあり、眼圧の正常なタイプや開放隅角緑内障と呼ばれるタイプの緑内障ならば服用する薬にそこまで神経質になる必要はありません。注意が必要なのは眼圧上昇の発作の起こりやすい閉塞隅角緑内障というタイプの緑内障です。
とはいえどんなタイプの緑内障であろうとも服用する薬に対してまったく気にならない人はあまりいないと思います。少しでも危険は減らしたいですものね。抗ヒスタミン剤の中でも少しでも安全なものを服用したいところです。
抗ヒスタミン剤には2種類あるのをご存知でしょうか。メーカーによる薬の名前の話ではありません。第一世代と第二世代が抗ヒスタミン剤にはあるのです。
そもそも抗ヒスタミン剤とはアレルギー・花粉症などによる鼻水やくしゃみを止めるために処方される薬です。花粉症の方は日本人にどんどん増えているようですね。花粉症や風邪で薬を飲むと眠くなるという経験をした方は多くいるのではないでしょうか。この眠気という副作用は第一世代の抗ヒスタミン剤の問題点でした。
また抗ヒスタミン剤には抗コリン作用が強く表れていたのでぜんそくの患者さんなどには使用できませんでした。この抗コリン作用は緑内障にも敵なのです。
そこでこの眠気をなくし、さらに、抗コリン作用を抑えるために研究を重ねて生まれたのが第二世代抗ヒスタミン剤です。最近では花粉症で薬を処方してもらうと第二世代の抗ヒスタミン剤を基本的に処方されるようです。
もし緑内障治療中・またその可能性があるかもしれない場合に風邪やアレルギーでつらい思いをしていたら、第二世代の抗ヒスタミン剤を処方してもらうようにしましょう。抗コリン作用が少ないので緑内障にとってより安全といえるのです。

