緑内障治療にキサラタン点眼薬が第一選択薬として選ばれる理由
眼の中では房水と言う水分が、産生と排出を繰り返しながら、循環しています。目の各部分に栄養を供給すると共に、圧力(眼圧)を一定に保つ役割を担っています。これが何らかの理由で、排出が阻害されバランスが崩れると、房水が充満して眼圧が上昇して視神経を圧迫します。この状態が高眼圧症です。そして視神経が弱って視力が低下したり、視野が欠けていくのが緑内障です。
治療では眼圧を低くコントロールする点眼薬が使用されます。その中で第一選択薬として一番使用されるのが、キサラタン点眼薬です。この点眼薬には、房水の流出を促進させ、眼圧を下げる働きが有ります。主に開放隅角緑内障に用いられ、使用期間は長くなりますが、視神経を守る為には根気強く続ける必要があります。
眼圧降下作用は強力で、安定した効果が見込め、第一もしくは第二選択薬として頻繁に処方されています。点眼は1日1回夕方以降の点眼が良いとされています。1日に複数回使用すると、かえって効果が弱くなってしまうので注意が必要です。できるだけ仰向けになって点眼し、目を閉じた状態でしばらくそのまま保つようにしましょう。点眼後には一時的に目がかすむ事が有りますので、症状が回復するまでは機械の操作や運転は避けた方が良いようです。
副作用で一番多いのは目の充血です。まれに角膜障害を起こす事があり、痛みやかゆみ、異物感が続くようなら、医師に相談してください。長い間使用していると、目の周りの皮膚の色がくすんだり、まつ毛が濃くなることもあります。また虹彩にメラニンが増加して、虹彩の色が変わってしまう事がありますので、気になる時は医師の診察を受けるようにしましょう。
薬の中には、内臓や神経等に影響を及ぼす物も有りますが、この薬は比較的に副作用が少ないとされています。そういう所も第一選択薬に選ばれる理由の一つでしょう。

