薬の使用は副作用の危険が有るので緑内障の確定診断は慎重に!
世の中にはいろんな病気が存在します。手術により疾患部分を削除したり、投薬により完治を目指して治療したりします。花粉症などのアレルギーも、時間をかけて薬を服用する事で、アレルギー反応を起こさない様になったと言う話も聞きます。眼病についても同様で、手術や点眼を続ける事で完治する病気も有ります。ただ緑内障に関しては完治する事はなく、進行を抑える治療が行われると言われています。
それは緑内障が、視神経の障害でおこる病気で、傷害を負った視神経の再生が望めないからです。症状としては、徐々に視野が欠如して行きます。視野の欠如は、両目や脳による補完で気付かない事が多い為、かなり進行して生活に支障を来してから診察を受けるケースが多いのも厄介なところです。
近年、発症年齢が若年化してきていますが、40歳代からは要注意です。緑内障の遺伝子は発見されてはいますが、家族に罹患者がいないなど、遺伝に関係ないケースがほとんどです。40歳前後からは1~2年に一度は定期検視を受けた方が良いでしょう。家族に罹患者がいる場合は20代からでも検診した方が無難です。先にも述べたように、緑内障の治療は、進行を止める事を目的にしてまうすので、早期発見がより広い視野の確保につながります。
このように緑内障の治療は、一生付き合わなければなりません。薬も長期にわたり使用しますので、副作用の発現率も高くなりますから、緑内障の確定診断は慎重に行わなければなりません。ただ緑内障の疑いがあるだけで、視野に異常が無いにも拘わらず、点眼治療をしているケースもあるそうです。それにより副作用に悩まされたのでは堪りません。
緑内障の検査は、一般的に眼圧検査と眼底検査が行われます。眼圧検査は空気を当てて目の硬さを測定します。この検査で眼圧が20mmHg以上有るようだと、暗室でもう一度眼圧検査を行い、それでも同様の結果が測定されれば、視野検査を受ける事になります。それは眼圧の上昇により、視神経に障害が発生すると考えられているからです。
眼圧が低い場合でも、眼底検査は行われます。視神経の強弱に個人差があり、正常と思われる眼圧でも緑内障になる事があるからです。これを正常眼圧緑内障と言って一番多く、全体の90%がこの緑内障です。眼底検査は、目の奥の視神経乳頭を観察するのですが、緑内障の場合は独特の陥凹が認められます。これが有ると緑内障の疑いがあるとされ、視野検査を受ける事になります。
視野検査で明らかな緑内障の異常が有る場合は、緑内障との診断になりますが、初期の場合は再現性を確認する為に、何度か視野検査を受ける必要があります。そして異常が確定されれば緑内障の診断となるわけです。
以上のように、緑内障の診断は慎重に行わなければなりませんので、医師選びも同様に慎重に行ってください。

