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高眼圧症の中には何年後かに緑内障性変化が現れることがある

病気は似たような症状のため、思い込みにより判断してしまう場合がよくあります。例えば風邪と思いこみやすいアレルギー性鼻炎もその一つです。ダニなどのハウスダスト、スギやヒノキ、カモガヤ、ブタクサ等の花粉により引き起こされ、くしゃみや鼻水、咳、喉のかゆみ、発熱も見られ、春先や秋口に多く、初めて発症した人は風邪だと思いこみやすい症状です。風邪と違う点は、目のかゆみや充血、流涙、皮膚のかゆみ等があれば、アレルギー性鼻炎を疑った方がいいようです。

また、激しい咳やたんで息苦しくなる急性気管支炎も風邪と間違いやすい病気です。急性気管支炎はウィルスが原因の場合が多く、喉の痛み、悪寒、節々の痛み、発熱、咳など、ほとんど風邪の症状と同じです。間違えても当然と言えば当然です。このように風邪と間違われやすい病気を挙げてきましたが、他の病気でも間違われやすいものはたくさん有ります。そして病気によって治療方法や処方する薬が異なるのは誰でも理解できるでしょう。ですから自分で診断する事の怖さも分かってもらえると思います。

目の病気である緑内障にも、似た病気が有ります。目を正常に維持する為には、房水による適度な張りが必要ですが、房水の出口が詰まるなどして、循環が阻害されると房水が貯まり、眼圧が上がってしまいます。眼圧が上がる事で視神経を圧迫し、傷害を起こしてしまうのが緑内障です。一度障害を受けた視神経は元の戻る事はなく、治療方法も眼圧を下げて、傷害部分を拡大させないという方法がとられています。この眼圧が上がると言う症状で、緑内障と間違われやすいのが高眼圧症です。

眼圧が21mmHg以上有っても、緑内障変化が見られなければ高眼圧症と診断されます。要するに眼圧が高いからと言って=緑内障ではないということです。角膜が通常より厚い事で、眼圧が高く測定されたり、視神経乳頭が眼圧への抵抗力が強い場合などには、高眼圧症と診断され、緑内障とはされません。しかし一部の高眼圧症が数年のちに緑内障変化が現れる事が有ります。このような場合は、緑内障の前駆状態だったと考えられます。眼圧が25mmHg以上有るような高眼圧症は、緑内障変化が起こり易いとの報告もされています。

目に異常を感じる時と言うのは、神経性の疲労であったり、長い時間一点を見続けるような仕事をした場合、流涙や目の痛みを感じる事が有りますが、緑内障の場合は急性を除いて自覚症状は無いとされています。視野が著しく欠損してから気づく事もありますので、ある程度の年齢に達したら、定期健診を受けるよう心掛けましょう。


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