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医薬品の副作用が緑内障の機序に作用する事があります

風邪をひいたり、歯が痛くなったり、目のかゆみなどで、薬局へ行き内服薬や点眼薬を購入する人もいるでしょう。また医者にかかり処方してもらう人もいます。それで症状を緩和させたりするのですが、一方で薬には副作用と言うのが付きものです。私もアレルギー体質で、症状が重い時には点滴による治療を受ける事が有ります。ある時、点滴治療を受け、内服薬と症状を緩和するシールを処方してもらいました。それから数時間後に下半身にまったく力が入らない状態になり、その状態が12時間も続きました。医者の説明では薬による副作用だと言う事でした。

また別の話では、結膜炎の高校生がステロイド系の点眼薬を処方され、緑内障となり両目の視力と、視野の大半を失って訴訟を起こしたと言う事例もあります。実はこのような話はたくさん有るのです。ですから薬の使用には細心の注意が必要になります。医者にかかって必ず聞かれるのが、日常的に使用してる薬や、病気の有無や病歴です。それは、併用できない薬が有るのと、病気によっては処方できない薬が有るからです。

緑内障についても同様で、罹患者が服用できない薬や、使用できない点眼薬が有ります。また先の訴訟のように、緑内障の機序を誘発する薬もあるのです。目は外界からの光が瞳孔から水晶体を通って、網膜に像を映し出します。その動きを正常に維持するには、眼球に適度な張りが保たれている必要があります。その張りを保っているのが眼圧で、眼圧を一定に保っているのが房水です。この房水が産出と排出を繰り返してバランスを保っているのですが、その排水部分が詰まる等して、排水がうまくいかなくなると、房水が貯まり眼圧が上昇してしまいます。そして視神経が圧迫され障害が発生し、視野が阻害されるのが緑内障です。

このメカニズムに作用する薬の多くは、抗コリン作用を持ち、眼圧を上げる効果のある薬です。抗コリン薬以外でも、抗パーキンソン薬のレボドバ製剤、狭心症治療に使われる硝酸薬、昇圧薬のリズミック等は、緑内障のタイプによっては禁忌とされています。またステロイド薬も絶対に禁忌と言うわけではありませんが、必要性が低いなら使用を避けた方が良いとされています。

注意が必要な薬は、精神・神経用剤、中枢神経用剤、循環器官用薬、鎮痛薬、感冒薬、鎮咳薬、アレルギー用薬、鎮暈薬(トラベルミン)、鎮けい薬、排尿障害治療薬、気管支拡張薬、散瞳薬、等です。これらは緑内障のタイプにより禁忌となっています。そしてこれらの薬の種類も多く有り、覚えるのは大変な作業になりますので、使用する際は医者に相談してください。市販の薬を使用する時は、使用上の注意書きを必ず読むようにしましょう。


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