緑内障の視野の欠け方はゆっくりと外側からが一般的
緑内障は視野が狭くなっていくという目の病気です。緑内障での視野の欠け方はどのようなものなのでしょうか。
緑内障は失明してしまう不治の病というイメージを持っている方が多いかもしれませんね。たしかに今のところ緑内障が完全に治る治療法は確立されていません。しかし緑内障が失明につながる可能性はとても低いのです。
緑内障の視野の欠け方はとてもゆっくりです。10年・20年といった単位でゆっくりゆっくり欠けていきます。したがって自覚症状がほとんどありません。ですから緑内障であることに気づかずに普通通りに生活している方が非常に多いといわれています。
もし緑内障であることに気づけた場合には視野の欠け方はもっとゆっくりになります。点眼薬や、場合によっては手術などで視野の欠ける進行をかなり遅らせることができるからです。早期発見・早期治療が緑内障には大切といわれるのはそういう理由なのですね。
また、緑内障に自覚症状がない理由のもうひとつは、視野の欠け方が外側から欠けていくということです。人間は目の全てをフル活用してものを見ていると思いがちですが、実際のところ目の中心しかほとんど活用していないのです。中心だけでものを判断していても、両目あるのでかなり広い範囲が見えているような感じになるのですね。
ですから外側から視野の欠けていく場合にはほとんど気づかないのです。日常生活では片目だけでものを見る機会がほとんどありませんのでなおさらです。両目だとかなりの視野がカバーできるのです。
ものが見えづらいなと思ったときには緑内障がかなり進行している状態です。薬で進行を遅らせることはできますがあまりにも視野の欠けている状態では日常生活にひびきかねません。いったん失った視野を取り戻すことはできないのです。
もし少しでも目の心配なことがあれば必ず眼科で検査を受けるようにしましょう。緑内障の初期の状態では、視野の欠け方を知っていても自覚はできません。精細な検査がどうしても必要です。
病院での緑内障の視野検査は一般的にどのくらいの頻度?
緑内障ということが発見されて眼科医に行っても「経過観察しましょう」とお医者さんに言われた方は多くいるのではないでしょうか。経過観察中にも何度も視野検査を受ける必要があります。緑内障の視野検査の頻度はどのくらいなのでしょうか。
緑内障は失明につながる病気というイメージがありますよね。ですから経過観察なんてしているヒマがどうしてあるのかと疑問に思うかもしれません。
しかし緑内障はある日突然失明するという可能性はほぼないのです。急性の緑内障のタイプでしたら眼圧の上昇による発作には十分に注意が必要ですが多くの緑内障患者の方は発作を心配する必要はないようです。
さらに緑内障ではとてもゆっくりと視野が欠けていくのです。10年・20年単位で欠けていくといわれています。ですから毎日視野検査を行う必要はありませんしあわてて手術をする必要もほとんどの場合はありません。
といったわけで緑内障は点眼薬を処方されて後経過観察になるのですね。経過観察中は医師にいわれたことを守りつつ点眼薬を忘れずに使用することが重要です。
緑内障だとはっきりしている患者さんの場合、視野検査の頻度は多い方で1カ月に一度、少なくとも半年に一度くらいでしょう。3カ月に一度という頻度の方も多くいます。視野検査の費用は2000円ほどなのであまり多い頻度だとちょっと嫌ですよね。
緑内障かどうかはっきりしない場合でも定期的に視野検査を受ける必要があります。人間ドックなどで眼圧が高めと診断されたら定期的な視野検査をして緑内障の疑いが強くなっていないかどうか調べるのです。その場合の頻度は一年に一度ほどが一般的なようです。
緑内障の疑いがある場合視野検査だけではなく眼圧検査などの頻度を含めるともう少し違うかもしれません。眼圧検査の頻度は1カ月に一度でも視野検査の頻度は3カ月に一度というふうにバラバラの場合が多いです。
視野は失ってしまえばもとに戻りません。検査を受けるなんて誰でもいやなものではありますが、お金も時間も自分の代えのきかない目を守るためのものと思って上手に利用しましょう。
簡易的な視野チェックを利用して緑内障の早期発見
緑内障は自宅で簡易的に視野チェックすることができるのをご存知でしょうか。視野チェックをして緑内障の早期発見につなげましょう。
緑内障は自覚症状のないことで有名な目の病気です。自覚症状がないために緑内障でも治療をしていない人が多くいるといわれています。しかし緑内障を放っておくと最悪の場合には失明につながってしまいます。なるべく早く緑内障を発見して治療を受けることが重要ですね。
そうはいっても、日常生活で困っていないのに眼科にはなかなか行きづらいものですよね。検査には費用もかかるし仕事や家事で忙しい中時間も取りづらいでしょう。そんなあなたはぜひ簡易的な視野チェックを行ってみませんか。
緑内障は視野がじょじょに欠けていく病気です。本当にゆっくり、10年単位で視野が欠けていくために、とくに初期のころは自覚症状がないのです。しかし検査をすれば見えている部分と見えていない部分がはっきりわかるので緑内障の発見がしやすいのです。
インターネット上でもかんたんな視野チェックができるサイトが多くあります。片目づつ隠してパソコンの画面を見ながら2、3分行うだけなので家事の合間やちょっとした空き時間に気軽にできますよね。
視野チェックをしてみてもし少しでもおかしいなと思ったらあわてずに眼科に行って精細な検査を受けてください。緑内障ではとつぜん視野が狭くなることはないので一刻を争う事態というわけではありませんができるだけ早いのにこしたことはありません。
もし眼科での検査で異常が見つからなかったとしても、視野チェックをしたおかげでひとつ安心できます。代えのきかない身体のことですから、何事も調べておいたほうが安心ですよね。
早期発見・早期治療が緑内障には最も大切です。視野チェックを手軽に行って眼科医にかかるきっかけを作り、安心しましょう。
緑内障の視野異常を確かめるための検査はこれ
緑内障では自覚症状がほとんどないので検査をすることが重要です。緑内障での視野異常を突き止めるための検査にはどのようなものがあるのでしょうか。
緑内障は視野がだんだんと狭くなっていき最悪では失明につながるという目の病気です。40歳を越えたあたりから患者数は増えますが20代でも緑内障になる方もめずらしくはありません。
まれに頭痛や激しい目の痛みなどのつらい症状が起こる場合がありますが緑内障のほとんどの場合は自覚症状がないのが特徴です。視野が狭くなるといってもある日突然ものが見えにくくなるわけではなく視野異常がじょじょに進行するために自分では気づきにくいのですね。
というわけで緑内障を発見するためにはさまざまな種類の検査をして視野異常があるかどうかを見定めなければならないのです。
緑内障の視野異常を発見するためにはふつう視野検査を用います。視野検査では大きなコンピューターのような機械をのぞき込みながら、浮かんでは消える小さな光を確認します。光が見えたらボタンを押して自分の見え方をコンピューターに知らせます。それによりコンピューターは光の強さや弱さを調節するのです。
この視野検査をすると視野異常があるかどうかがわかります。視野異常があった場合はある特定の場所の光が見えません。そうすると緑内障の疑いがあるとされて経過観察になる場合もあります。
なぜ経過観察になるかというと緑内障での視野異常ではない場合もあるかもしれないからです。人間の身体は日々変わります。疲れていたりすると見えなくなることもありえます。したがって視野異常が認められた場合は何度も検査する必要があります。
2度3度視野検査をして視野異常があった場合には緑内障と診断されるかもしれません。そうすると点眼薬などでの適切な治療が行われることでしょう。眼圧検査や眼底検査を同時に行うこともあるかもしれません。両方とも緑内障の早期発見に重要な検査です。
緑内障の検査は痛みや副作用のないことがよいところです。検査にかかる費用は1000円2000円単位です。視野異常が心配な方はとにかくはやく眼科での検査を受けることをおすすめします。
完治はのぞめない緑内障でも一時的に視野が回復することもある
緑内障は視野がだんだんと狭くなっていき治療をしないと最悪失明につながる病気です。一度狭くなってしまった視野を回復することは残念ながら今の医学ではできないようです。
ところで、「視力」と「視野」を混同している緑内障患者の方が多いようです。視力回復トレーニングなど、視力回復という言葉はよく聞かれるので混同してしまうかもしれません。しかし、緑内障は視力が悪くなる病気ではないのです。
視力は遠くのものや近くのものがはっきり見えるかどうかで決まります。レーシック手術やトレーニングなどで視力が0.4から1.0まで上がったなんていう話がよくありますよね。視力はとくに幼児期・児童期ならトレーニングなどの方法により回復する見込みのあるものです。
緑内障による視野欠損は視野がだんだん欠けていくということです。視野が欠けるというのは視力には関係ありません。見える範囲が狭くなるということです。視野は視力とは違うので回復の見込みがないのです。
しかし緑内障でもその日によって調子は違います。視野が一時的に回復するようなこともあります。人間の身体は日々コンディションが違うものです。緑内障だけではなく腰痛などの持病を持っている方なら天候によって症状の重い軽いが分かれる経験をしたことがあるでしょう。目の調子も同じです。疲れたときには目が見えにくくなるものです。
緑内障では視野が回復することはなくても、治療をすれば視野が欠けていくのを遅らせることができます。早期発見して早く治療を始めた方ならなおさらです。
もし治療をしてもそこまで進行が遅くならなかったとしても10年20年単位で視野が欠けていくのが緑内障ですので、たとえば80歳の方で身体の負担を考えたら、緑内障を無理やり手術する必要はないのかもしれません。
緑内障は一生付き合っていかなければならない病気です。のんびりと気長に構えることも重要なのかもしれませんね。

